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AR導入を検討する方々に向けて

2021/12/02 AR ビジネス活用 Aspace Enterprise 実績・事例

ARとは、「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)」の略で、日本語では「拡張現実」と訳されています。AR技術は、おもにコンピューターを用いて、「現実にデジタルな情報を追加して表示させることができる」技術のことを指します。近年では、エンターテインメントや教育現場だけではなく、toBの領域においてもAR技術が浸透してきています。その中で本稿では、数あるAR技術の中から弊社のアプリケーションであるAspace Enterpriseについてご紹介していきます。Aspace Enterpriseの最大の特徴は、独自に各企業に向けたオリジナルコンテンツをカスタマイズすることにあります。それでは、企業別の導入事例を見ていきましょう。

企業別導入事例

・中部電力 変電所の保守の一部にAspace Enterpriseを活用

【導入背景】
・現場作業員の作業支援となるARコンテンツを作成したい
・設備の操作に対する安全と信頼性を確保したい
・人口減少に伴う労働力不足や技術継承に対するデジタルソリューションへの期待

【制作物】
AR導入を検討する方々に向けて

【ARで実現したこと】
・空間認識させ操作対象設備まで操作者を誘導、さらに操作対象ボタン位置をARで確実に表示
・複数の部屋を行き来する場合の操作手順にも対応
・実操作を元に作成した操作手順を事前に読み込ませて AR として iPad へ表示
・MRデバイスHoloLens2でも閲覧可能

【詳細】
・プレミアムアーツとPTC ジャパン株式会社は、中部電力株式会社とARを活用した設備操作に対する安全と信頼性の確保に向けた検証を行いました。

・プレミアムアーツと PTC は、両社が保有するARの技術を用いた電力設備の操作支援に関する検証を中部電力株式会社の送配電事業会社である中部電力パワーグリッド株式会社の変電所で実施しました。

・検証ではARの表示精度や設備間の移動に対する操作者誘導機能の精度の確認を目的として、実操作を元に作成した操作手順を事前に読み込ませてARとして iPad へ表示することにより、操作対象ボタンの明示、手順どおりの操作対象表示および対象設備への確実なルート表示を確認しました。検証の結果、本ARを活用した操作支援が電力設備の操作に対する安全と信頼性の確保に寄与できる可能性があると評価されました。

・日立ハイテク 自動車工場での製造過程にAspace Enterpriseを活用

【導入背景】
・現場作業者の作業支援につながるARコンテンツを作成したい
・アナログな図面を見て確認する作業負担を減らしたい

【制作物】

【ARで実現したこと】
・CADデータを活用したAR認識で、様々な角度から確認して、より正確な形状認識が可能
・図面上で確認したい場所をより正確なAR表示をさせることにより、目視確認がより正確に実行可能

【詳細】
・従来は、自動車ドアパネルの溶接打点を図面で確認し、都度、メジャーなどで測定と確認を繰り返しながら作業が進められてきました。

・ARの技術とCADデータを連携することで、作業者に向けて溶接打点を即座に視覚的に表示致しました。

・実物とCADデータを重ねているため、CADデータすなわち仮想上の溶接打点を正として確認することが出来ます。AR画面には、溶接打点が視覚的に一括で表示されているため理解が容易になりました。これにより作業効率のUPが実現致しました。

・JFEスチール 保全作業マニュアルにAspace Enterpriseを活用

【導入背景】
・制御保全にARコンテンツを使用した保全作業マニュアルを作成し、業務効率化を行いたい

【制作物】

【ARで実現したこと】
・操作対象設備まで捜査者を誘導、点検箇所をARで指示
・点検・作業対象物が明確となり、作業範囲外でのリスクの減少
・MRデバイスHoloLens2でも閲覧可能

【詳細】
・交代勤務や保全経験の少ない若手に対して、作業時間の短縮、確実性の向上が見込めるという意見が得られました。

・現場教育用のコンテンツとして、若手社員の理解促進による早期戦力化と、ベテランの指導時間短縮が期待できます。これは、今後多くの企業が抱えるであろう人口減少による労働力不足や技術継承といった問題へのデジタルソリューションであると言えます。

・危険要因をARに落し込むことで、現場でリアルタイムに指し示すことができます。これにより、現場の安全性の向上に貢献できるとの評価を受けました。

「Aspace Enterprise」

ここまでご紹介した3つの事例は、Aspace Enterpriseを導入した企業のごく一部のご紹介ですが、弊社の技術がtoBの領域において様々な現場で活躍していることが分かります。Aspace Enterpriseの最大の特徴は、最初に述べさせていただいたように独自のオリジナルコンテンツをカスタマイズすることが出来ることにあります。AR技術を用いて解決していきたい課題について弊社にご連絡ください。お待ちしております。

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